みおんの学び

みおんでは、どんな勉強をするのでしょうか。

みおんはではお友達と一緒に工作やお絵描き、ワーク、ゲームしたりして、手先を動かし、五感で感じる体験を重視しています。「そんなことならお家できそう」と思われるかもしれませんが、子どもたちが集団の中で楽しく集中して取り組めるリズムのあるレッスンです。こうした経験は子どもが生きていく上で、一番大切なことだと考えています。ほめて、認めて、次のステップにいく時間を共有し合うこと。この当たり前の繰り返しが、子どもの身体と心の成長につながっていきます。

みおんは、モンテッソーリ教育をされているのですか。

モンテッソーリ教育の理念や教具は取り入れていますが、一つの教育法だけを取り入れているわけではありません。幼稚園教諭として、そしてみおんでの40年余りの実践を生かし、子どもから教えられたことや感じたことから最も適した方法をみおん独自のメソッドの基盤として作り上げています。教材や教具をその都度見直し、変化させ、工夫した教育法を実践しています。

みおんの独自のカリキュラムはありますか。

みおんが大切にしていることの一つに、手で作り上げる喜びがあります。その一つの表現方法が、子どもたちが大好きな「にっこりノート」です。ノートに絵を描いたり、切り紙を貼ったり、日記を書いたりしてみおんや家で作り上げています。子どもたちはこのノートの時間が大好きで、以前に作ったページをいつもうれしそうに見返しています。にっこりノートは一人ひとりの成長ノートであり、親子の宝物としてその足跡を残します。

家で行う宿題や作業はありますか。

年少クラスから、おうちで行うワーク(文字、数、図形)のノートをお渡ししています。

強制はしていませんが、自発的に少しずつ進めていく子が多いです。

どれくらい続けたら、どんな効果が出ますか。

みおんは決して高度な教育を進め、“頭のいい子”を育成する教室ではありません。ただ幼い時からいろんな経験を積んで手先を鍛えた子は、根気や集中力が高くなるため小学校に行ってもなんの抵抗もなく、勉強に向かうことができます。そうすることで余裕ができ、学校生活が楽しくなります。教育は、一朝一夕で効果が現れるものではないと思っています。時間をかけ、重ねてきた経験がいつか大きく芽吹き、花が咲く日を信じて見守ってください。

心の根っこを育てるって、何ですか。

一番大切なことはほめて、認めてあげることです。そうすると、その場所が大好きになり、その子の居場所になります。安心できる大好きな居場所で遊んだり、学んだり、失敗したりすることが、心の根っこを育みます。目には見えないですが、力強く、揺るがない心の根っこは、着実に夢に向かって進んでいくとても大切な基盤となっていきます。

読み書きや計算は、教えますか。

幼児期になると、自然に読み書き計算に興味を持ち始めます。その時期を逃さない環境が大切です。この時期を逃したり、早かったりすると、本当に必要な時に興味がなくなってしまいます。みおんはその絶好のタイミングを逃すことなく、一人ひとりの適切な環境を整えていきます。

あいさつやお作法も教えてもらえますか。

みおんの小さな集団の中で、挨拶をしたり、返事をしたりなどのお作法、順番を待ったり、譲ったりするコミュニケーション、約束や規律を守るルールを学ぶ。そんな社会性を身につける訓練も集団の中から学んでいきます。どんなことでも初体験の子どもにとっては、未知の不安がいっぱいです。お作法やルールを身につけて周囲と仲良くし、楽しむことが自分もお友達のことも大切にでき、それが成長へのステップに上る自信になります。

みおんの教室

みおんは年齢別のレッスンですか。

年齢別のクラスが基本ですが、その子の個性に合わせた異年齢のクラスもありますので、ご相談させていただきます。

親と離れられない子ですが、一緒に参加してもいいですか。

1歳~3歳の未就園児クラスは、親と一緒にレッスンします。年少クラスになっても親と離れられない子も中にはいますが、自然に一人で教室にいられる日まで時間をかけて対応します。親と離れていても安心してみおんの時間を楽しめるよう、ゆっくりと練習をしていくので安心してお任せください。

幼児教育は何歳から始めるのがいいのですか。

幼児教育を始めるのに、いつがいいということはありません。ご家庭でできることもいっぱいあります。しかしそれ以上に同年代のお友達と同じ時間を過ごし、ママやパパ以外の人に認めてもらうことで子どもは大きく成長します。そんな時期が今だと思ったら、始められることをお勧めします。

小さい頃からみおんに来ている子と一緒のクラスになったら、差がありすぎではないですか。

子どもの学びに差は関係ありません。同じ場所、同じ時間をともにすることが、とても大切です。「できる、できない」ことに目を向けず「どんな時間を過ごしたか」が、幼児教育の根幹です。

じっとしていられず、立ち回ったり、声を出したり心配な子です。グレーゾーンの子どもでも受け入れていますか。

みおんは、グレーゾーンの子どもも同じ教室で学ぶことが大切だと考えています。子どもはとても柔軟で、周りの環境をすぐに受け入れることができます。幼い時からいろいろな個性をもったお友達と過ごすことは、とても自然なことなのです。子どもは集中している時は、周りを気にしません。そのことと一緒です。中には個別対応レッスンもしているのでご相談させていただきます。

振替レッスンやレッスン料の返還はありますか。

ご都合に応じて振替レッスンは行います。月の途中の退会のご要望については、月謝の返金はしませんのでご了承ください。

子どものレベルに合うか心配です。

子どもにレベルはありません。得意なことや苦手なことは一人ひとり違うからです。

比べることなく、その子に合ったペースで進めていきます。いいところや頑張ったことを思い切りほめてあげること。そこにレベルなんて関係ありません。

小学校受験を考えていますが、対応されていますか。

毎年みおんでは、私立小学校受験を希望されるケースもあり、都度対応をしています。

希望小学校に合わせたカリキュラム(行動観察、過去問題集、面接等)をきめ細やかに指導して、合格に導きます。願書の書き方など、初めてのことで不安なご両親と共に合格を目指してサポートしていきます。

幼稚園との違いは何ですか。

子どもたちは、幼稚園や保育園の集団生活の中でいろいろなことを学んでいきます。一方で「集団生活の中でうちの子は、大丈夫かしら」と親にとっては、心配なことばかりです。

みおんはコミュニケーションや遊びを通して子どもの自主性を伸ばし、安心して集団生活に送り出せるようサポートします。家庭や幼稚園では体験できない活動を通して興味を深め、得意分野を伸ばし、可能性のチャンスを広げます。

親はみおんでのわが子の様子を知ることができますか。

ご両親には、レッスン前や後にその日のお子様の様子を伝えて、成長を感じていただきます。また定期的に開催するファミリーお話会では、ご両親の悩みを聞かせていただく機会を設けています。みおんには、0歳から小学校までの学齢の子どもが通います。この成長の最も大切な時期にみおんとの長い繋がりが、親子の安心感になると信じています。

子どもの性格

引っ込み思案なわが子。大丈夫か心配。

子どもの個性はいろいろです。ゆっくり育つ子も急ぎ足の子も。
早く早くと焦るより、その子らしさを見つけて、いいところを褒めてあげましょう。そう思うと、子育ても随分気持ちが楽になります。

すぐ嘘をつくのですが、どう叱ればいいのか。

小さな嘘をつく子どもに対して、なぜダメなのかを叱っても理解はできません。頭ごなしに叱るのではなく、イソップ物語の「オオカミがきた」を読み聞かせるのがお勧めです。嘘をつき続けたことで誰も信じてくれなくなる。そんな結末は自然に心に突き刺さります。何より、子どもにとっては読み聞かせの影響力がとても大きく、心を平穏に保ちます。

いつもトラブルを起こす子。この先が心配。

幼い子ども同士のけんかは、心の根っこをつくる貴重な経験です。けんかをふっかける子の親も、泣かされて元気をなくす子の親もおろおろして心配になるけれど、その時々が子どもの心がぐんと成長するタイミング。だから少し離れて見守って。そして元気になったら思い切り、ぎゅっと抱きしめてあげて。

悪ふざけを叱るタイミングって。

子どものいたずらや悪ふざけは、周囲に認めてもらいたい気持ちの裏返し。いい子になって褒めて欲しい、困らせてアピールする、どんな状態も自己表現です。
つい叱ってしまいがちですが、ちょっと立ち止まってなぜそうするのか、子どもの気持ちを受け止めてみましょう。そうすれば叱り方も変わります。子どもの心の奥に隠されたメッセージを受け止めることができるかもしれません。

幼稚園に行きたくない!と言い出して困っています。

昨日まで元気だったわが子の突然の登園拒否宣言。驚きますね。親はすぐに原因を探ろうとしますが、まず子どもの気持ちを聞いて、うなずいてあげましょう。そして背中をポンと押して笑顔で送り出して見て。気になって心がざわつくかもしれませんが、ママの笑顔に安心して案外「楽しかった!」と帰って来ます。

いよいよ幼稚園。お友達ができるかしら。

お友達を見つけるのは、パズルと一緒。スラスラできてほかの遊びを始める子もいれば、合う絵柄を探してじっくり時間をかけてやり遂げる子もいます。どんな子も自分に合ったペースで自分に合ったお友達を見つけていくから心配しないで。だってパズル遊びが嫌いな子はいないから。

子どもの成長

わが子に最適な習い事の選び方は。

情報にあふれている現代、何がわが子にふさわしいか迷います。そんな時は、親が挑戦させてみたいと思う習い事に勇気をもって体験させてみましょう。そこで子どもが生き生きとしていたら、きっと成長できる習い事です。習い事は、続けることで子どもの根っこを大きく広げます。

言葉の数が増えなくて、心配です。

言葉の数が少ない小さな子は、自分の気持ちが伝わらなくて友達をたたいたり、かんしゃくを起こして物に当たったりすることがよくあります。言葉の数を少しずつ増やすためには、子どもに話させるよりも「聞かせる」ことも心掛けてください。散歩の途中や車の中で、花の名前や橋の名前、お店の名前など。親が語り掛けるたくさんの言葉は、親子の触れ合いの中で自然に育まれ、子どもの発する言葉として増えていき、すてきな感性も育まれます。

どんな叱り方をするのが、効果的ですか。

愛するがあまり、感情的に叱ってしまうことは、時には必要ですが、カッとなった時、叱る言葉を祈りの言葉へ変えてみましょう。「ダメ!乱暴しないの」と頭ごなしに叱るのではなく「ママは優しい子になってほしいな」と思いを伝えます。「片付けなさい!」じゃなくて「きれいなお部屋で遊びたいな」と。誰だって強制されるのは嫌いです。大好きなママのお願いなら、きっと聞いてくれます。

褒めて育てると言いますが、上手な褒め方とは。

叱り上手な親、褒め上手な親。どっちだと言われたいですか。叱る時って、声が大きくなって、感情が高ぶってすごいパワーが出ます。褒める時も同じようにパワーを使ってみましょう。「すごい!」「ママうれしい!」なんて。子どもがびっくりするほどの優しい目と大きな声でリアクションすれば、効果抜群です。

絵本好きにするには、どうしたらいい?

「絵本を読んであげてもすぐに他の遊びを始めてしまう」とか「自分でページをめくって順番に読まない」とか、どうせ聞いていないなら読んであげないと思ってしまいがいです。でも子どもは、ちゃんと読んでくれている親の声を聞いています。だから興味のなさそうな態度だったとしても、うれしそうに淡々と読んでいくのがこつです。そして読み終わったら「聞いてくれてありがとう」と伝えましょう。そのうち、自分で進んで好きな絵本を手に取るはずです。

危険なことや、やってはいけないことをどう教えればいい?

危険や他人への迷惑などを考えてついむきになって怒ってしまう。「あんなに言ったのに」、「約束したよね」と言ってもできないから子どもなのです。そんな時は、気持ちを切り替えてみましょう。また同じことするだろうな、こうするぞと先にイメージしておくと心にゆとりが生まれます。子育てはそんな繰り返しをしながら、親子で成長していくものです。