オススメ絵本をいろいろ書いてきましたが、絵本を楽しむために一番大切なこと。
それは、絵本の世界を楽しむことです。
例えば、名作「おおきなかぶ」(A・トルストイ作・佐藤忠良絵・内田莉莎子訳・福音館書店)を読む時、
カブを引っ張っている人物や動物を指差しながら、子どもと一緒に数えたり、「うんとこしょ、どっこいどっこいしょ」の掛け声の時には、絵本を左右に動かして引っ張るようにして一緒に声を出したり。
最後にカブが抜けた時は、みんな一緒にしりもちをついて大喜びしたり。ほんの少しの工夫で子どもたちを絵本の世界に引き込むことができます。そんなふうに読む側も絵本の世界にじっくり浸ることで、子どもたちと楽しい時間を共有してほしいと思います。