日本の少子化の話題が、ニュースのトップになる毎日。経済成長や労働力など目先の議論で「未来戦略」などと言われると、
本来の子育ての楽しさや家族の成長が置き去りになって寂しい思いになります。
確かに少子化は大きな問題です。実効性が上がるどんな政策が”異次元”なのか、お金のことを解決さえすれば、子どもを産みたい!と思う人が増えるわけではないことは、明らかです。
みおんでは、授業が終わるとパパやママたちがお迎えにやってきます。一目散に駆け出す子どもたちは、抱っこしてもらったり「がんばったね」と褒めてもらったり。そんな光景は、親子の最高の瞬間だと日々微笑ましく見つめています。軟らかな子どもの体に触れ、抱きしめる時の沸き立つような感情は、親になるからこそ初めて感じるわが子からの贈り物です。その喜びは、お金じゃ代えられない愛おしい時間であり、若い人たちにも感じてほしいと人生の喜びだと思っています。
経済的な支援や子育てのサポートは、子育てをするどの親にも不可欠な課題です。ただ経済的な側面だけをとらえて、マイナスの気持ちで子どもを産まないことや育てたくないと思う人が増えることはとても残念です。
誰もが我が子に注ぐ愛おしい気持ち。そんな思いやりが寛容で平和な社会に繋がっていくような気もします。