ネットは今や大人だけでなく、子どもたちにとって、なくてはならないツールになりました。

ネットの世界から得た動画や画像は、刺激的で面白くて、子どもたちはそこからたくさんの知識を吸収します。しかしそれは、画面から一方的に与えられた情報をやみくもに吸収しているだけで子どもたちの心の成長と経験につながるかどうかは、別問題です。

生きる力は、情報と知識がリアルに体感できることで結びつき、それを反復して使えるようになった時に初めて学ぶ喜びや成長へとつながります。そんな一つずつの体験の積み重ねが記憶となり、やがて自信となっていくのです。人生の経験が浅い子どもたちにとっては、ネットで得た情報だけで”できる気になる”ことが誤った判断や思い込みになる危険性も含んでいます。

しかしネットだからこその非日常の世界は魅力のある空間であり、そこから得た知識と情報がたくさんのリアルな体験とを結びつけられれば、掛け算となって体験が増えていくことがやがて大きな生きる力となっていくのも事実でしょう。

現代の環境を生きる子どもたちの成長は、私たちの想像をはるか超え、グローバルに活躍する子どもが出現する可能性は、凄まじいパワーを秘めて楽しみでもあります。

みおんが目指す心の根っこを育てる大切さとネットの世界は、一見かけ離れているように見えるかもしれませんが、心が育っていることでネットの情報を自分の頭で考え、判断し、楽しみ方を見つけられると考えています。

子どもたちは、手を動かして作ることも大好きです。ネットで見たおもちゃを自分で作ってみたり、料理をしてみたり。そこで出来た喜びはより濃くなり、ワクワクします。子どもの頃にたくさんの体験を積むことでより心の根っこが太くなるのです。メタバースやAIの登場でますます進化を遂げる時代に育つ子どもたちだからこそ、親子や友達で言葉を交わし、豊かな環境の中で育ってほしいと願っています。