おもちゃも絵本も散らかしっぱなしで後片付けができない。夏休みがいよいよ始まり、子どもにイライラすることが多くなる、頭が痛い親御さんも多いことでしょう。
「片付ける」という行為は、次のステップに進むための大切なこと。その基本的な習慣は、子どもの時間感覚を育てるのに大きく影響しています。
子どもは「12時になったからご飯を食べる」「日が暮れたからお友達とバイバイね」など時間を見ながら行動しているわけではなく、時間感覚は教えられて育つのではありません。片付けてから出かける、手を洗ってから食事をするなど次の行動に移るために自然に起こるリズムによって生活時間が育っていきます。
片付けられない子どもについイライラすることもありますが、そんな時は片付けることが、子どもの時間感覚を育てていくステップなのだと切り替えて手伝ってあげましょう。
一緒に過ごすことが多くなる夏休み。少しだけ余裕を持って「今日は片付けの練習をしてみよう」とか「背の高さで本を並べて片付けてみようか」「机の上を片付けてからおやつにしよう」などアプローチを変えて楽しんでみるのがおすすめです。